派遣社員の実態・夢見る仙人のブログ。

現役40代派遣社員、生活の実態を書いています。

派遣社員で働いて良かったこと。

 私は派遣社員として数々の職場を見てきました。

それで一番良かったこと、収穫になったことは、

  「今いる会社が世の中の全てではない、世の中どこも同じではない」

 といったことを身をもって実感できたことです。

そんな事は大抵の人が頭ではわかっているのですが、とてもつらい職場なのに何処かしら心にブレーキがかかって無理して続けている人が多いですよね。

 私から見れば、「そんなに今の会社、仕事が嫌なら辞めれば良いじゃん(;´・ω・)、新しい会社、仕事を探しなよ~」と単純なことなのですが、これは私の元々の性格と多くの会社、職場を経験したからこう疑わずに言えるのでしょうか?

 将来のことを考えると辞められないと良く聞きますけどね、今あっての将来ですからね。苦労も大事だとは言いますが、度を越えたストレスは心身に不調をきたします。

 為になる苦労と、只のストレスのみの苦労は違うものだと思うのです。

世界チャンピオンになるぞ!と厳しい練習に挑む苦労と、おかしな職場で心身を疲弊するだけの苦労は別物ですよね?

 昔、契約社員としてですが、とある大手メーカーに直接雇用で入ったことがあります。他に派遣さんや請負会社さんも多く入っている大きな工場です。派遣さん、請負さんからは完全にメーカーの人間として見られるのです。

 で、会社からも外部の人間と君たちは違うから手本となるようにと言ったことを言われました(笑)

 ですが、入社してから聞かされたのが契約社員から正社員になる可能性も十分あるのですが、契約社員の次は準社員になって、その次にやっと正社員になれるシステムだそうです。

 また、昔から縁のある工場で知り合いも多数いたのですが、

「仙人さんは(メーカー名)に入ったの?イイな~」と何度か言われました。

全然、時給も良くないんですけどね。ホントに良くなかったです。

 他にも特にメリットなかったですね。あっ!社員証がゴールドカードでした。

どの道、あの時給じゃ意味ないじゃん・・・と。

 更衣室は外部の人間と別でした。以前は請負会社の人間だったのでメーカーの人間専用更衣室に入れるようになった訳です(笑)。そんなとこ、区別するなよ。そんなに自分たちは特別だと思いたいのかよ?と心の中では笑っていましたが。

 そして、配属された職場がですね、大外れ!雰囲気悪くて具合悪くなるレベル、ハイ、1週間で辞めました。

 ゴールドカードの社員証が届く前に辞めました(/・ω・)/

 派遣さんとして多くの職場を見てきたので、「ここはアカン・・・。」と気付いてあっさり退職を決断できたのです。もし初めて働く職場だったら、気づかずに我慢して続けて病んでいたかも・・・。

その工場はその後、大幅に縮小され社員も早期退職を多数募集、リストラと遠方への転勤、出向の嵐が巻き起こったそうです。

 そこのメーカーの直接雇用で我慢し、無理して働くことは、一見すると世界チャンピオンの苦労のようですが、私にとっては只の疲弊するだけの苦労だったのです。

 それは工場の縮小が無かったとしても私にとっては疲弊するだけ、嫌なだけの我慢であり苦労だったことには変わりません。逆にそこを1週間で辞めたことは今では自信になっています。

 ほんと、すぐに辞めて良かったと、今でも、今でこそ、心の底から思うのです。

結局、周りがうらやむ会社だろうが中に入らないとわからないことがある訳ですよ。過剰な無理して続けなくて良かった良かった(*^_^*)