45才リストラ2 派遣さん我れ関せず
某超大手家電企業グループの工場で働いていたときに思っていたことなんですけどね。
大手ってこんなものなんだろうと思いつつも、いくらなんでも管理職多すぎだろ?とぞろぞろと並んで現場を廻る管理職の方々を眺めながら思っていました。
よそから来た人間、すなわち中途採用ばかりの構内請負業の社員や派遣さんたちの間では話題に上がっていました。
だって、工場なのにしょっちゅう20人前後の管理職が安全やら改善やらで現場のパトロールや視察に廻ってくるんです。
もちろん、IT化が促進された後の時代の話です。
10年近く前、あの時点で45才以上管理職はあまっていたのかな?
同じ企業グループでも事業部によって違うのかもしれませんが、大手であればある程何処も似たようなモノなんだろうなと当時、下請け会社の名ばかり社員の私はぼんやりと思っていたものです。
もう、その工場はまったく別の会社の看板に変わっています。当時、自信に満ち溢れていたそこの社員達もその後はまったく畑違いの遠方に転勤だの、早期退職というリストラだのにあったという話を良く聞きます。
今でも当時、一緒に仕事をした社員さんで個人的に友人としての付き合いがある方がいるのでその工場の情報は入ってくるのですが、早く見切りをつけ、気持ちを切り替えた人の方がその後は上手くいっている方が多いようです。そりゃそうですよね。
もはや価値のない、その会社の社員だというブランドへの思い込みだけで残ってもしょうがない。
幸い、その友人の元社員はとっとと辞めて転職先で上手くいっています。